ATIGO
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2007年8月初版発行 販売価格:1000円 イラスト:杉浦のぼる様 プレイ時間:30分 | |
内容物 このゲームは4人専用です。 基本的に必要な物は全てセットに含まれています。 |
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製品イメージ |
ゲームカード 32枚 得点カウンター 14枚 |
内容説明 この製品は石川県に伝わる伝統ゲーム「ごいた」を楽しむ為のゲーム用具です。 (カナイ製作所完全オリジナルのゲームではありません) 本来「ごいた」は碁盤と木製の駒(将棋駒に似ている)を使用して遊ぶものですが、 遊びやすいカード形式に独特のキャラクターをデザインした オリジナルのゲームセットを考案させていただきました。 伝統ゲーム「ごいた」、及びそのルールに関するより詳しい知識については 「ごいた保存会」のホームページ (アドレス:http://www.viplt.ne.jp/okunoto-oyaji/goita/oyaji-goita.html) をご覧ください。 |
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ゲームのルール ※基本的にルールは本来の「ごいた」と同じですが、親の回り順などのルールに 若干の改変をほどこしてあります。 1 ゲームの準備 このゲームは必ず4人で遊びます。適当な手段でペアを決め、ペアが向かい合わせに なるように、輪になって席に着きます。 このとき、お互いが持つ手札の内容が見えてしまわないような位置取りにすることが望ましいです。 ※注意 ゲーム中はペア同士でカード内容に関する意思疎通を行ったり、 故意に手札の内容を明かしたりしてはいけません。 2 カード配布 カード32枚を良く切り、裏向きのまま各プレイヤーに8枚ずつ配ります。 3 ゲームの流れ 適当な手段で親プレイヤーを決め、そのプレイヤーから手番を始めます。 親プレイヤーは手札の中から不要なカードを1枚選んで場に伏せ、別のカードを もう1枚表向きでその手前に出します (カードの配置方法については後ろのゲーム例終了図をご覧ください)。 2枚目に出したカードは他のプレイヤーに攻撃(アタック)するカードとなります。 攻撃(アタック)が行われたら、右隣にいるプレイヤーの手番となります (ゲームは反時計回りに進行します)。 攻撃(アタック)を受けたプレイヤーはそのカードを防御(ガード)するか、 パスをして手番を放棄するかを選択します。 攻撃を防御(ガード)するためには、攻撃に使用されたカードと同じカードを出す必要があります。 防御(ガード)に成功したら、新しく攻撃(アタック)を行う事が出来ます。 攻撃に使用するカードを1枚選び、防御したカードの手前に出します。攻撃が行われたので手番は終了し、 また右隣のプレイヤーに手番が移ります。 パスをして手番を放棄した場合、やはり手番は右隣のプレイヤーに移ります。 前に出されたカードの攻撃はそのまま続きます。 たとえ手の中に防御を行えるカードがあったとしても、パスを選択してかまいません。 むしろ、自分のペアが行った攻撃が自分の所まで回って来た時には、パスしたほうがいい場合が多いです。 (防御して自分かカードを減らしていくのも一つの手です) もし、攻撃を行ったプレイヤー以外の3人がパスをし、攻撃が自分に戻ってきた場合は、 その攻撃はそこで終了します。そのプレイヤーは最初の親と同様に不要なカードを1枚伏せることができます。 その後、新しい攻撃カードを出します。 このようにして手番を続けていき、最初に手札がなくなったプレイヤーが「上がり」となります。 「上がり」を行ったペアには、上がったプレイヤーが最後に使用したカードに記載されているだけの勝利点が入ります。 勝利点を加算したら、親プレイヤーを右隣に移し、またカード配布から新しいゲームを始めます。 4 ゲームの終了 勝利点の合計が先に15点になったペアがこのゲームに勝利します。 特殊なルール 「王/女王(王)」について 「王/女王(王)」のカードは「市民」「刺客」以外の全てのカードを防御(ガード)できる切り札です。 「王/女王(王)」のカードは上がり時を除いて基本的に攻撃(アタック)には使用できません。 ただし、既に1枚が場に出されているか、自分の手札に王と女王の2枚が揃っている場合 (つまり、1枚目の行方が明らかな時)には攻撃に使用できます。 手札に2枚が揃っている時に攻撃に使う場合、もう1枚を他のプレイヤーに公開してください。 「市民(し)」と「革命」(手役) 「市民」は枚数も多く勝利点も低いいわゆる「弱い」カードですが、カードが配られたときに 一定以上の枚数を持っていると特殊な効果「革命」を発動します。 開始時手札に5枚:カードの配りなおしを請求する事ができます。このときに限り、パートナーと ごく簡単な意思疎通を行う事ができます (「市民5枚なので交換しますか」「いや、このままいきましょう」程度)。 もし残りの3枚がいいカードであるなど自信があるなら、「5枚ある」ことを明かさなくてもルール上は構いません (パートナーに確認した方がいい場合が多いですが)。 開始時手札に6枚:宣言した時点で「上がり」扱いとなります。残り2枚の手札のうち、 勝利点が高いカードに準じた勝利点を得ます。 開始時手札に7枚:宣言した時点で「上がり」扱いとなります。手札の残りのカードの勝利点の2倍を得ます。 開始時手札に8枚:宣言した時点で「上がり」扱いとなります。10点の勝利点を得ます。 ペア同士で開始時手札に5枚ずつ:宣言した時点で「上がり」扱いとなります。そのペアがゲームに勝利します。 特殊な上がり 手札の最後の2枚が同じ札で、かつその前の攻撃が防御されずに「同じ2枚のうち1枚を伏せてもう1枚で上がり」 となった場合、勝利点は2倍となります。 おまけ:ゲーム例 プレイヤー@とB、AとCがペア 初期手札は以下の通り。@Bペアが強力な札を占めているが… プレイヤー@(親) 市市刺刺騎司司女 プレイヤーB 市市騎魔大将将王 プレイヤーA 市市市刺刺騎魔大 プレイヤーC 市市市騎司司魔魔 @市民を伏せ2枚持ちの司祭で攻撃 ABパス C司祭で防御してもう1枚の司祭で攻撃 @ラスト1枚の司祭で防御して刺客で攻撃 A刺客で防御して騎士で攻撃 B騎士で防御して2枚持ち(王以外で防御できない)の将軍で攻撃 Cパス @Aパス B1週したので市民を伏せてもう1回将軍で攻撃 Cマジでー パス @Aパス Bまた1週したのでさらに市民を伏せて魔術師で攻撃 Cやった出せる!魔術師で防御して市民で攻撃! @市民で受けて刺客で攻撃! Aかかったな!刺客で防御して市民で勝負だ! Bやられた!王が出せない!パス Cおお?ここはパス @うわーこっちも女王があるのに出せない!パス Aおや?これは…市民を伏せて市民で攻撃! Bあああああパス Cよくやった! パス @負けた…パス A魔術師を伏せて大臣で上がり! 勝利点4点 (終了図) |