Chicken Run 〜Chicken Warriors2〜
2007年11月初版発行 販売価格:2000円(予価) イラスト:杉浦のぼる様 プレイ時間:60分
都合により表紙イラストを改訂させていただきました。以前のバージョンを御持ちの方は
お申し出をいただければ新しいバージョンのものを進呈させていただきます。
内容物

このゲームは4人〜5人で遊ぶことが出来ます。
基本的に必要な物は全てセットに含まれています。

製品イメージ


モンスターボード    1枚
プレイヤーボード    5枚
アイテムカード    40枚
地形カード      10枚
マーカー     5色×3枚
トランプ        2組


ストーリー

とある王国にあるとある町に、美しく気立ての良い娘がおりました。
彼女は町の人気者でしたが、頑固な父親が彼女をとてもかわいがっていたため、
年頃を迎えたにもかかわらず、結婚相手が決まらないままでした。

そこで、同じ町に住む5人の若者が、意を決して彼女に結婚を申し込みました。
頑固な父親は、結婚を許すつもりはありませんでした。
しかし、娘の困った顔を見て、ある条件を出しました。

「この国を騒がす3匹の怪物を見事打ち倒して来い
 そのときに最も功多かったものを娘の夫として認めよう」

そして。

色々な思惑はありましたが、若者達は見事3匹の強大な怪物を
打ち破り、ボロボロになりながらも町へと戻ってきました。
娘は彼らのそんな姿に涙し、心を決められない自らを責めるばかりでしたが、
心から彼女を愛する若者達は優しく彼女を慰めます。
彼らのそんな姿を見て、ついには父親も結婚を許そうという気になりました。

ところが。

いざ若者達の功を比べてみると、皆同じように活躍をしていた事が
わかりました。あるものは巨人の角を叩き折り、あるものは竜の鱗を
剥ぎ取り、あるものは巨像の腕を切り落としていました。
「私こそ最も活躍したぞ!お前達だってあの一撃を見ていただろう!」
「あれ位なんだって言うんだ。俺の攻撃が効いてなけりゃ今頃・・・」
若者達が言い争いを始め、再び困惑する父娘。
そこで今度は、娘の母親がこんな提案をしました。

「どうしても決められないと言うなら、こういうのはどうですか?
 親として娘の幸せを願う以上、やはり皆様の誠意は形で表して頂きたいと思います。
 娘のために最も多く持参金を用意してくださった方こそ、
 夫としてふさわしいのではないでしょうか」

今度は若者達が困惑する番です。というのも、彼らはそれほど裕福でない者たち
ばかりで、しかもお金のほとんどを怪物退治の時の薬などに使ってしまっていたのです。
首を捻る若者達でしたが、ふと一人の若者があることに思い至りました。
「そういえば、あの竜のいた洞窟、まだ奥に通路が続いていたな・・・」

「持参金の当てはあります!すぐに用意して持ってくるよ!君のために!」
そう言うと、若者は足早にその場を立ち去ります。
他の若者達も同じ事に思い当たったのか、不安そうな娘を残して
次々に出て行きました。

その頃。

竜の洞窟では、死んだと思われていた竜がゆっくりと目を開けました。
「やれやれ、酷い目にあったわい」
そう、若者達は竜を倒したつもりでしたが、実際は逆鱗にたまたま攻撃が当たって
のびていただけだったのです。

「あの小僧ども、今度見かけたらただじゃ置かんぞ・・・ぶつぶつ」
そう言いながら、竜は辺りを見回します。
どうやら、彼が貯めこんだ宝の数々は、まだ荒らされてはいないようです。
安心した竜は、再び体を横たえると、眠りにつきました。


「抜け駆けは許さんぞ!竜は皆で倒したんだからな!」
「言ってろ!宝は見つけた者勝ちさ!」

果たして、彼らは無事に宝を持ち帰ることができるのでしょうか!?


ゲームの概要

このゲームでは、プレイヤーは結婚のためにたくさんの持参金を集めることが
目的となります。しかし、持参金といってもただのお金ではありません。
倒した(と思い込んでいる)ドラゴンの財宝です。
プレイヤー達がドラゴンの住処に入り込んで財宝を集めていると、やがてドラゴンは目を覚まします。
プレイヤー達はかき集めた財宝を持って、この怒り狂うドラゴンから逃げなくてはなりません。
しかし、多くの財宝を抱えているほど、その重みで逃げ足は遅くなります。
逃げ遅れてドラゴンの攻撃を受けてしまえば、怪我をするのはもちろん、
せっかく集めた財宝をポロポロと落としてしまいます。
高価なアイテムを落とさないように荷物を詰め替えたり、アイテムをたくさん持った
他のプレイヤーを邪魔したりしながら、必死で走って出口を目指しましょう。
出口までたどり着いた時に、最も多くの財宝を持っていたプレイヤーが勝者となります。

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