イカサマージ!
2008年4月β版発行 2008年8月製品版発行 販売価格:2500円(税込)

イラスト:杉浦のぼる様 プレイ時間:30分
内容物

このゲームは3〜6人で遊ぶことが出来ます(推奨は4〜5人です)。
基本的に必要な物は全てセットに含まれています。

製品イメージ


カード120枚
・魔法カード72枚
・モンスターカード10枚
・審判カード8枚
・賭け札カード5種×6枚)
コインチップ36枚
(1点×24枚 5点×6枚 10点×6枚)
※この他に賭け札余りカード6枚が封入されています

カード例
ストーリー

「今じゃ!」
大歓声の観客の波の中、一人の老魔術師の手にした巻物から青白い光が
ほとばしる。その光はゆっくりと、闘技場の中心部で果敢に戦っていた
小さなゴブリンへと吸い込まれていった。
「くく・・・これで決まりじゃ!この"巨大化"の魔法の前には
たとえドラゴンといえどもひとたまりもなかろうて!」
魔力を失った巻物を荷物に戻すと、老魔術師は自分が先ほど
有り金をはたいたゴブリンの賭け札を見てほくそ笑む。
闘士達の中でも最弱で知られるゴブリン。
もちろんそのオッズは最高であり、もしこれが的中すれば
田舎の町を丸ごと一つ買ってもお釣りが来るほどの大金が
手に入るだろう。
闘技場の中心部では、その身の丈を5倍ほどにしたゴブリンが
その巨大な拳でちょうどスケルトンを壁まで殴り飛ばしていた。
異変にどよめく観客達だが、その驚きは大穴の予感に
熱狂へと変わっていく。
「ははは!勝ったも同然じゃ!」

その時。
勝利を確信した彼の目の端に、魔術師のみが感知できる魔力の光がちらついた。
と同時に、暴れまわるゴブリンに向けて火球が放たれ、轟音と共に炸裂する。
さらに別の場所からも、数本の魔力の矢が飛んでくる。
衝撃に悲鳴を上げるゴブリン。そこへ、この試合の一番人気である
ドラゴンが好機と見て飛びかかった。目を凝らしてみれば、
どうやらドラゴンにも何らかの強化魔法が働いているようだ。
たまらず打ち倒されるゴブリンに、再び観客席からは
怒号とも悲鳴とも取れる歓声が上がった。
「馬鹿な!」
老魔術師は額に浮かんだ汗をぬぐうと、すぐに荷物から別の巻物を取り出す。
まさか自分と同じ事を考えている者が他にもいようとは!

「まだ・・・まだじゃ!戦いはこれからじゃぞ!」
老魔術師は巻物の封印を解くと、ゆっくり詠唱を始める。
そう、魔術師達の戦いは、まだ始まったばかりなのだ。

ゲームの概要

このゲームでは、プレイヤー達は数々の魔法を修得した魔術師となります。
モンスター同士の戦いの勝者を予想して金銭を得る賭博場へと
やってきた彼らは、秘密裏に魔法を使って、自分の賭けたモンスターを
勝たせようとします。
しかし、胴元側もそんな無法を野放しにしているわけではありません。
時には厳しく時には緩い個性的な審判達が目を光らせているので、
強大な魔法も場合によっては使うことができず、
時には裏目に出てしまうことさえあります。
魔法を駆使して見事賭けたモンスターを勝ち残らせ、
最も多くのお金を稼ぎ出したプレイヤーが勝者となります。
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