精霊と旅人
2006年11月初版発行 販売価格:1500円 イラスト:ABESI様 プレイ時間:40分〜60分
内容物

このゲームは4人で遊ぶことが出来ます。
基本的に必要な物は全てセットに含まれています。

製品イメージ


A4ゲームボード      1枚
キャラクターカード  4色×1枚
アクションカード   4色×9枚
イベントカード      20枚
チャプターカード     20枚
精霊力マーカー   4色×10枚
得点マーカー     4色×1個
出来チップ        16枚
6面ダイス        10個


ストーリー

精霊たちの住まう精霊界に、ある日1人の旅人が物質界から迷い込んできました。
彼は好奇心の強い精霊たちの要望に応え、精霊界のいろいろな所を訪ね歩いては
遠い異世界の話を聞かせたりしていました。
彼はすぐに人気者になりましたが、理の違う世界で暮らすことは彼の体には負担であり、
徐々に彼は弱っていきました。しかし、それでも、心優しい彼は精霊たちを
楽しませるために、弾き語りを止めようとはしませんでした。

それを見て心を痛めた精霊王は、彼に物質界に戻るよう説得しました。
最初は断っていた旅人ですが、精霊王の真摯な説得に、彼は精霊界をテーマとした
歌を完成することができたら帰ると決めました。精霊王は、特に彼と親しかった
4人の精霊を呼び、彼が物語を作るのに協力するよう命じました。

ところが、そこで問題が起きました。精霊たちは、彼にずっとここに
とどまって欲しいと思っていたのです。しかし、人間である彼の体は
この世界では長くは保ちません。このまま放っておけば確実に彼は命を
落としてしまうでしょう。
考えた末、精霊王は一つの条件を出しました。彼が歌を完成して帰る時に、
4人から1人を旅人に選ばせ、人間としての体を与えて
共に物質界に行くことを許す、としたのです。

こうして、精霊たちと旅人の、精霊界をめぐる旅が始まりました。
果たして、旅人の心をつかみ、共に物質界に行くことができるのは誰でしょうか?

ゲームの概要

プレイヤーは精霊となり、その能力や魔法を使って旅人が歌を作るのに協力します。
精霊界の各地で出会う人々や動物、訪れた場所によって要求される判定を
成功させることで、旅人は歌の一部分を完成させます。
このとき、完成に協力した精霊は勝利点である「好感ポイント」を得、
かつその部分のメインテーマとして自分の名を刻む事が出来ます。
これを繰り返し、全部分が完成したときに「好感ポイント」が最も高いプレイヤーが
勝者となります。多くの部分の完成に協力し、旅人に大きな印象を与えるほど、
最後にもらえるボーナスポイントも大きくなります。
ただし、旅人の作る歌には完成度にムラがあります。歌の出来が良ければ
ボーナス得点がもらえますが、歌の出来が悪かった場合、協力した精霊が
イメージに合わないということで、逆に好感ポイントを下げられてしまう
場合もあります。ゲームが進むにつれて、完成度の高低についての情報も
明らかになるので、そのような部分をうまく回避するのも重要になります。
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